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ポーランド

すこし前にご紹介した「Poland Linen」のバッグ。
ポーランドリネン。ポーランド製のリネン。リトアニアのリネンは有名ですがポーランドのリネンもなかなかの知名度。

 でもポーランドと言えば私は映画「トリコロール」の監督、キェシロフスキ氏。彼の遺作となったトリコロールは、白、赤、の3作とも固唾を呑んで鑑賞しましたが(ちょっと大袈裟ですね。)まだこの映画を理解するには若すぎたのか、ただ心がプルプルと震えていたのだけ覚えています。もう10年以上前の話です。今観たら何か違ったものが見えてくるのでしょうか?

 そしてキェシロフスキ氏のもう一つの代表作。「デカローグ」。10話の短編で構成されるこの映画。(もともとはポーランドのテレビシリーズで後にフランス等で劇場公開されたらしいです。)
 
 私はこの映画を神戸から福岡に移って間もない頃、夜な夜ながむしゃらに観続けました。自分の中にある非を何かに肯定させたい思いがあって「どうしようもない」人たちが登場して、神が背いてはならないと人に説いた「十戒」にことごとく背を向け時には唾を吐きかけるような事までやってのけてしまう、そんなある意味「どうしようもない悲劇」ばかりが収められた古いビデオテープを毎晩毎晩デッキに放り込み続けたのです。

 暗い。ほんと暗い。ポーランド。この国の地の下に脈々と流れるこの「暗さ」の川。その川にどっぷりつかってしまう私自身が何よりも暗い。でもそんな暗さが私の「地」だったからか、この映画から学んだことそしてこの映画によって開放された物は大きかった。

 「デカローグ」が製作されたのは88年。それを観たのは04年。でも私にとっては公開された89年~90年にそれを観てもだめだったし、06年に観たとしてもだめだったのかもしれない。あの年あのタイミングで観れた事が私にはとても良かった。ありがとうキェシロフスキさん!ありがとうポーランド!
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という事でPoland Linenから凄い話へと飛びましたが、自由気ままに書けるブログカテゴリー「暮らし」の特徴、という事でお許しください。

でもポーランドリネン。タイでこの素材を提供してくださる方と知り合えたのでこれからこの素材、iroiroのオリジナル商品ではお馴染みになっていく事は間違いないですね。よろしくお願いします。

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by iroirostyle | 2008-04-04 11:58 | 暮らし